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株式会社SAI
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GTM戦略とは?新規事業を「売れる」に変える5つのステップと、日本企業が陥りがちな3つの罠

Summary

GTM(Go-To-Market)戦略とは、製品・サービスを「誰に・どんな価値として・どう届けるか」を設計し、市場に投入して広げていく一連の計画のことです。本記事では、GTM戦略の基本を専門用語なしで解説したうえで、実践のための5ステップ、日本企業が陥りがちな3つの罠、そして海外で常識になりつつある「技術がわかる人がGTMを担う」という潮流を紹介します。

「良いプロダクトを作ったのに、売れない」——新規事業や新製品の立ち上げで最も多い失敗は、実は製品の出来ではなく、市場への届け方でつまずくことです。この「届け方」を設計するのがGTM(Go-To-Market)戦略です。

本記事では、GTM戦略の基本をできるだけ平易に解説し、明日から使える5つのステップに落とし込みます。

GTM戦略とは何か——30秒で説明すると

GTM(Go-To-Market)戦略とは、新しい製品・サービスを**「誰に、どんな価値として、どのルートで、いくらで届けるか」**を設計し、実行する一連の計画のことです。

マーケティング戦略と混同されがちですが、GTMは製品開発・価格設定・営業体制・カスタマーサクセスまでを含む、より広い「市場投入の設計図」です。特にBtoB SaaSやAIプロダクトの世界では、GTMの巧拙が事業の生死を分けると言われます。

GTM戦略を立てる5つのステップ

ステップ1:「最初の顧客」を1社レベルで具体化する

「中小企業向け」のような粗い定義ではなく、**「誰の、どの業務の、どんな痛みを解決するのか」**を1社・1人の顔が浮かぶレベルまで絞り込みます。最初のターゲットは狭いほど強い——これはGTMの鉄則です。

ステップ2:価値を「相手の言葉」に翻訳する

「AIで業務を効率化」は価値ではありません。「月40時間の報告書作成が4時間になる」が価値です。機能(Feature)ではなく成果(Outcome)で語れるようになるまで、顧客の業務を理解する必要があります。

ステップ3:売り方・届け方を決める

直販か、代理店か、Webセルフサーブか。単価と商談の複雑さで最適なルートは変わります。高単価・複雑な商材なら、営業に技術がわかる人を同席させる体制が海外では標準になりつつあります(後述)。

ステップ4:「動くデモ」で価値を証明する

BtoBの新規領域では、スライドより動くデモが何倍も雄弁です。相手の実データ・実業務に合わせたPoC(試作での価値実証)を高速で構築し、商談の場で「自社で使えるイメージ」を持ってもらうことが受注率を大きく左右します。

ステップ5:最初の10社から「売れる型」を作る

初期の受注は営業の腕やご縁で決まりがちですが、重要なのはそこから再現可能なパターン(刺さる業種、響くメッセージ、つまずくポイント)を抽出し、営業資料・デモ・オンボーディングを標準化することです。これができて初めて、事業はスケールします。

日本企業が陥りがちな3つの罠

罠1:「作ってから売り方を考える」

開発が完了してからマーケティングや営業を検討し始めるパターンです。GTMは製品開発と並行して設計するもの。むしろ「最初の顧客に売れるか」を確かめてから作り込むほうが、手戻りは圧倒的に少なくなります。

罠2:営業と開発の分断

営業は「技術の質問に答えられない」、開発は「顧客の顔が見えない」。この分断があると、商談で得た学びが製品に反映されず、製品の強みが商談で伝わりません。海外のAI企業が営業に技術者を同席させるのは、この分断を埋めるためです。

罠3:導入後の放置

契約がゴールになってしまい、顧客が使いこなせず解約——BtoBで最も多い失敗パターンの一つです。最初の導入(オンボーディング)にこそ、最も手厚いリソースを割くべきです。

海外の潮流:「GTMエンジニア」という職種

米国のスタートアップでは、GTMエンジニアという職種が急速に広がっています。技術がわかる人材が商談に同席し、その場でデモを組み、顧客の環境に合わせた検証を高速で回す——「売る」と「作る」の境界を溶かす動きです。

背景にあるのは、AIプロダクトの進化スピードです。製品が数週間単位で変わる時代には、「営業資料を作って研修して…」というリレー方式では間に合いません。技術と事業の両方を理解した少人数チームが、商談から導入までを一気通貫で担う方が速くて確実なのです。

SAIの視点:GTMは「戦略資料」ではなく「実行」

私たち株式会社SAIは、GTM支援を主軸サービスの一つにしています。ただし、私たちが提供するのは分厚い戦略資料ではありません。商談への同席、動くデモ・PoCの高速構築、初回導入の伴走、そして「次に売れる型」の設計——実行そのものです。

「新製品を作ったが、売り方が定まらない」「商談で技術の話になると止まってしまう」「導入後の定着に課題がある」——そんな課題をお持ちの方は、サービス詳細をご覧のうえ、ぜひお気軽にご相談ください

GTMの設計は、事業が小さいうちほど効果が大きい投資です。最初の相談相手として、貴社の立ち上げに伴走します。